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関係者プロフィール

石垣昭子 Akiko Ishigaki
1938年沖縄県八重山竹富島に生まれる。女子美術大学卒業。70年より京都で志村ふくみに師事。80年に夫の石垣金星と供に西表島に紅露工房を開設。 島の植物による伝統的な染織の復興に取り組む。98年真木千秋、真砂三千代と「真南風(まーぱい)」と名付けた衣のブランドを立ち上げる。同年ニューヨークMOMAのジャパンテキスタイル展に出品。2000年より西表島に後継者育成のための町立て仕事センターを完成。島の伝統行事「節祭」の衣装を復活させ制作を続けるなど、島の伝統文化、技術継承の為に尽力する。「石垣昭子となかまたち展ー西表島の風と彩」、「夏の交布展」、「うちくい展」他、個展、合同展を多数開催するなど、幅広く活動中。

石垣金星 Kinsei Ishigaki
1946年沖縄県八重山西表島に生まれる。68年東京の順天堂大学を卒業後、沖縄本島で中学校の教員となる。数年後、母校の西表島の中学校に転勤。75 年退職して、若い人が島で仕事ができるように島の自然と伝統技術を生かした仕事を模索。自然を汚さない完全無農薬米の稲作に力を注ぐ一方、石垣昭子と供に「紅露工房」を開設。島の植物による伝統的な染織の復興に取り組む。三線の名手でもあり、八重山舞踊の公演にも参加。また、島に伝わる昔話、古謡、童歌、歴史、手仕事の技術などの数少ない継承者でもある。06年、西表に伝わる古謡を収録した『西表民謡誌と工工四』を出版。「西表の未来を創る会」会長。西表島の「西表島エコツーリズム協会」顧問。

茂木綾子 Ayako Mogi
1969年北海道生まれ。東京藝術大学デザイン科中退。92年キャノン写真新世紀荒木賞受賞。97年よりミュンヘン、05年よりスイスのラコルビエールに暮らし、06年には、ジュパジュカンパニーを設立。多彩なアーティストを招待し、生活、製作、交流を実験的に行うプロジェクトを企画、実施。06年4月に渋谷ユーロスペースで『風にきく』が上映された。雑誌『COYOTE』(スイッチ・パブリッシング)でフォトエッセイ「CARAVAN LOST」を連載。個展、グループ展など多数。
映像・映画作品:『IN THE COUCH』(ビデオ&フォトブック・TYOプロダクション・1996)、『SUITCASE BABY』(60分カラービデオ・THISFILMプロダクション・2000)、『風にきく』(57分カラービデオ・THISFILMプロダクション・2002・スイス二ヨン国際ドキュメンタリー映画祭特別賞・ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭、台湾国際ドキュメンタリー映画祭出品・日本各地自主上映会開催・DVD発売中)、アサヒ・アート・フェスティバル『FOR FAMILY』ビデオ作品製作(2004)

ヴェルナー・ペンツェル Werner Penzel
1950年生まれ。ドイツ南部の地方で育つ。60年代後半は音楽と詩作に没頭、70年代初頭より映像制作を始める。ブラジルの劇団OFICINAと協働し、ミュンヘン・フィルム・アカデミーで学ぶ。南米、北米、インドと日本を旅する。『VAGABUNDEN KARAWANE』(1980)、『ADIOS AL ODIO』(1986)他の映像作品を制作した後、87年にニコラ・ハンベルトと共に「シネノマド」を設立。シネノマドの作品としては『ステップ・アクロス・ザ・ボーダー』(1990)、『ミドル・オブ・ザ・モーメント』(1995)、『スリー・ウィンドウズ』(1999)がある。この他にも監督、脚本、制作、撮影を手がけた作品が多数あり、ヨーロピアン・フィルム・アワードやドイツ・フィルム・アワードなど受賞歴も多い。06年スイスのラコルビエールにて、茂木綾子と共にジュパジュカンパニーを設立。06年4月に渋谷ユーロスペースで『ステップ・アクロス・ザ・ボーダー』が上映された。