11月18日・19日にJT生命誌研究館主催「生命誌を考える映画鑑賞会」にて上映が決まりました。
大阪市高槻市にあるJT生命誌研究館さんでは「水と風と生きものと」という映画を製作上映しています。
この上映会では「水と風と生きものと」と共に『うたうひと』の上映も行われます。
11月18日 17:30〜19:35
11月19日 10:30〜12:35
場所 高槻現代劇場 市民会館集会室402号室
お問い合わせ→こちら TEL072-681-9796(平日の9時〜16時)
またあなたの あのお話が聴きたいの。
11月18日・19日にJT生命誌研究館主催「生命誌を考える映画鑑賞会」にて上映が決まりました。
大阪市高槻市にあるJT生命誌研究館さんでは「水と風と生きものと」という映画を製作上映しています。
この上映会では「水と風と生きものと」と共に『うたうひと』の上映も行われます。
11月18日 17:30〜19:35
11月19日 10:30〜12:35
場所 高槻現代劇場 市民会館集会室402号室
お問い合わせ→こちら TEL072-681-9796(平日の9時〜16時)
3月22日日曜日、新宿区四谷にあるP3 art and environmentにて
小野和子さんの講演と上映があります。
上映終了後は酒井監督と芹沢高志(P3 統括ディレクター / silent voice 共同プロデューサー)
と小野和子さんのトークも予定しています。
予約 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 1ドリンク付
詳細はP3 art and environmentまで
2015年2月21日(土)、練馬区立貫井図書館にて「うたうひと」の上映が決定しました。
10:00~、14:00~、18:00~ (各回15分前開場)の一日三回上映です。
各回先着50名(事前申込制)で参加費は無料です。
2015年2月21日(土)、練馬区立貫井図書館にて「うたうひと」の上映が決定しました。
10:00~、14:00~、18:00~ (各回15分前開場)の一日三回上映です。
各回先着50名(事前申込制)で参加費は無料です。
詳しくは練馬区立貫井図書館まで
2014年3月1日〜3月14日
オーディトリウム渋谷にて「濱口竜介プロスペクティブ in Tokyo」が行われます。silent voice 製作 『なみのこえ』『うたうひと』の他、『FRIEND OF THE NIGHT』『親密さ』『THE DEPTH』『PASSION』等上映。お見逃しなく!
『うたうひと』は 酒井耕・濱口竜介監督による『なみのおと』『なみのこえ』に続く東北三部作の第三部。二人は前二作における「百年」先への被災体験の伝承という課題に対して、東北地方伝承の民話語りから示唆を得る。栗原市の佐藤玲子、登米市の伊藤正子、利府市の佐々木健を語り手に、みやぎ民話の会の小野和子を聞き手に迎えて、伝承の民話語りが記録された。語り手と聞き手の間に生まれる民話独特の「語り/聞き」の場は、創造的なカメラワークによって記録されることで、スクリーンに再現される。背景となった人々の暮らしの話とともに語られることで、先祖たちの声がその場に甦る。映画と民話の枠を超えた、新たな伝承映画が誕生した。
雪の降りしきるある日、宮城県栗駒山にある山荘で三人の語り手(伊藤正子、佐々木健、佐藤玲子)と民話研究者の小野和子による民話の語り聞かせが行われる。農家の手助けをした猿に嫁入りに行った娘が残酷な結末をもたらす物語や、ひょんな事から鼠の巣穴に入った事で富を持ち帰る話など、方言の抑揚豊かな各々の語り手が順に民話を披露する一方、積極的な聞き手としての姿勢を示す小野和子が民話への考察を行う。中盤から各話者の自宅で一対一の語り聞かせが始まり、彼らが民話の語り手となった所以や、幼い頃の情景などを織り交ぜながら、民話が語られ、人々にとってそれが如何に大切なものであったかが明らかになる。後半、季節の変わった栗駒荘で再び「みやぎ民話の会」による語り聞かせが行われ、民話が現在の人々に親しまれる様子が描かれる。民話の語られる背景への考察なども含め十数話を収録。
「語り、聞く」ということが成立するには、語り手に普段とは違うもうひとつの人格を求めるような所があるように思うのですが、聞く方も同じだと思うんですね。つまり、語る方が一の力をお出しになったら、聞く方が三ぐらい出して、もうひとつの自分をそこでつくりだしていかなくちゃならないように思います。それが具体的にどういう方法かというと、うまくは言えないんですが。
私は折口信夫の本から時々に学ぶのですが、古代の人たちは、訪ねて行って、門まで行ってすぐその場で帰る人間をものすごく卑しい者とした。やっぱり中に入って、そこで融合して解け合って、もらったり与えたりしたときに、人間の喜びと創造があるという意味の事を書いておられるんです。たしかに私たちも語り手を訪ねていったとき、明らかに他人であり、他所者なんです。だから、門の前から引き返す、これは精神的な意味合いなのですが、門の中に身体は入れていただいても、引き返す姿勢でしか聞けない者もいる。聞くふりをすることしかできない者もいる。
だから、門の中に入るということは、そこで門をくぐったときに、自分を変えなくてはならないんですよ。どういうふうに変えるかって言われても、そこはもう、聞き手の感性によるよりしょうがないのですけどね。
「語る」と「聞く」ということの間に成立する空間というものは、実はものすごく神秘的なものがあるような気がします。それを許された語り手と聞き手の間にだけ成立した空間で、そのふたりにだけが共に門の内にあって味わうことのできるもの。そういう瞬間を感じることは、時々あります。そういうとき、自分がそこでカタルシス(浄化)されているような気がします。
小野和子
1934年岐阜県高山市生まれ、1958年より宮城県仙台市在住。東京女子大学日本文学科卒業。
1970年から宮城県を中心に東北地方の民話採訪活動、民話集の編集・編纂に従事。みやぎ民話の会顧問。日本民話の会運営委員。1993年宮城県児童文化おてんとさん賞受賞。2004年地方教育行政功労者文部科学大臣表彰。
2012年1月13日 3がつ11にちをわすれないためにセンター/スタジオにて
出典:せんだいメディアテーク機関誌 ミルフイユ4 mille feuille4 赤々舎
地域 | 劇場名 | 主催 | 公開日 |
---|---|---|---|
京都 | 宇治市中央図書館 | おはなしたまてばこ | 2015年3月31日 |
東京 | P3 art and environment | P3 art and environment | 2015年3月22日 |
東京 | 世田谷区烏山区民会館 | おはなしの泉 | 2015年3月15日 |
東京 | 練馬区立貫井図書館 | 練馬区貫井図書館 | 2015年2月21日 |
宮城 | オーリンクハウス | 特定非営利活動法人雄勝まちづくり協会 | 2015年2月11日 |
島根 | 隠岐アートトライアル実行委員会 | 2015年1月31日 | |
兵庫 | デザイン・クリエイティブセンター神戸 | 加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸プロジェクト実行委員会 | 2015年1月18日 |
宮城 | 富谷町中央公民館 | みやぎ民話の会 | 2014年11月29日 |
静岡 | 静岡文化芸術大学 | 静岡文化芸術大学 | 2014年11月26日 |
東京 | 新宿K’s cinema | ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形in東京2014 | 2014年11月20日 |
岡山 | cafe moyau | 個人 | 2014年3月2日 |
渋谷 | 渋谷アップリンク | 2013年11月16日~ | |
東京 | オーディトリウム渋谷 | 2013年11月9日~ | |
東京 | 江東文化センター | おはなしパレット | 2013年9月22日 |
福岡 | 春日市ふれあい文化センター | <きりん文庫かすが | 2013年9月20日 |
東京 | 八王子市生涯学習センター | 八王子おはなしの会 | 2013年9月7日 |
>東京 | 練馬区立貫井図書館 | ねりまおはなしの会 | 2013年7月19日 |
>東京 | 立川市女性センター | NPO語り手たちの会 | 2013年6月30日 |
福島 | ビックパレット福島 | 特定非営利活動法人 語りと方言の会 | 2013年5月26日 |
東京 | オーディトリウム渋谷 | ImageFukushima実行委員会 | 2013年3月5日 |
沖縄 | 琉球大学 | Cimarcus | 2014年10月4日 |
沖縄 | 沖縄大学 | Cimarcus | 2014年10月5日 |
同誌24号から36号まで編集長。共編著に「映画空間400選」